young@heart

昨日は有楽町で『young@heart』という映画を観てきました。音楽が好きな方は必見です。

アメリカにある平均年齢80歳のコーラスグループのドキュメンタリー。おじいちゃんおばあちゃんのコーラスグループなのに歌う曲はsonic youthradioheadcoldplay、clash、James Brownなど、ロックな選曲で、これがなかなかどうして良いのです。曲のアレンジも良いし、色々経験をしてきたおじいちゃんおばあちゃんが歌うと普通のロックな歌詞もなんだか深みが増して聞こえて、感動です。一番感動したのはcoldplayの『fix you』。本当はおじいちゃん二人で歌うはずだったんだけど、わけあって一人で歌うことになってしまって。このおじいちゃんがすごく深みのあるいい声で訥々と歌うんですよ。もともといい歌だけど、歌詞もこのおじいちゃんが歌うと、かなーり泣けてくるんだよねぇ。あと、刑務所へ歌いに行ったとき、いかつくて坊主でタトゥーとかしてる、いかにも悪そー…って人たちが観客だったので、”こんな人たちじゃおじいちゃんたちボコボコにされちゃうんじゃないの…”ってちょっとドキドキしたんだけど、その人たちが歌を聞いてくうちにだんだんいい顔になっていって、中には涙ぐんだりしてる人もいたりして、なんだかほほえましかったです。
なにより歌っているおじいちゃんおばあちゃん自身がすんごく楽しそうで、表情も生き生きしてて、みんな個性的でユーモアにあふれててかわいい!仲良し3人組でいつも一緒に車でワイワイ言いながら練習に行ったり、歌詞が難しい曲を一生懸命練習したり、“老人なんだからこう!”みたいな決め付けを一切気にせず楽しんでる姿がロックだなぁと思いました。そしてやっぱり音楽の力って素晴らしい。私も80歳ぐらいになったらyoung@heartに入団したい!って本気で思いました。