忘れられない人10/28 2部

これ書きながら何度涙ぐんだことか・・・。自分用の感想の羅列ですっごい長いです。
ネタバレなのでたたみます。


  • なんかもう、家に帰ってから混乱状態。今までの相葉さんが演じた役ってどこかにやっぱり”いつもの相葉さん”が出てて、見ててほほえましいぐらいの気持ちだったんだけど、今回は、相葉さんなんだけど相葉さんじゃない、みたいな。がっつりアダムだったんですよ、そこにいたのは。や、もちろん相葉フィルターは通してるわけだから相葉さんではあるんだけど、たたずまいとかオーラがアダムそのものだった。雨の日に自分の部屋で静かに本を読んでる姿とか、アダムとしか言いようがなかったなぁ。きっとアダムは、キャロラインに出会うまではずっとこうやって、静かにひとりで、自分の世界の中だけで過ごしてきたんだろうなーって、アダムの生い立ちにまで思いを馳せてしまうぐらい。お芝居中はそんな感じで、アダムアダムって思ってたんだけど、見終わってからは相葉さんがほんとにアダムになってしまったんじゃないか、って不安になっちゃって、家に帰ってハピネスのMステとかを見たりして、あーいつもの相葉さんだー、って安心してしまった。いい年して痛くてほんとすいません・・・。
  • アダムって基本的に表情がほとんど変わらないし何を考えてるか分からない人だけど、キャロラインと付き合うようになって、ほんの少しだけだけど表情が柔らかくなってて、人間らしい感情が芽生えた、というその変化が泣きたくなるほどうれしくて。でもそのかわりに嫉妬心みたいなのも芽生えて、店の裏でゴミ箱を蹴ったりするのは切なかったなぁ。あとナイフで刺されたシーンもほんとに怖かった。
  • 3階席だったので基本的に表情はあんまりよく見えなかったんだけど、一番印象的だった表情は、アダムが誕生日にキャロラインからマフラーをもらって、そのマフラーを首に巻いて出かけようとするんだけど、ふと思い出してマザーカミーラにもらった赤い手袋をするところ!(しかもミトン!)すごいかわいくて、幸せそうな笑顔だったんだよねー。でもその笑顔はやっぱり相葉さんじゃなくてアダムの、ほんわりした控えめな笑顔だった。最後に大好きな人ふたりからもらったものに囲まれて天国に行けたんだよねアダムは・・・。死ぬ時は孤独じゃなかったんだよね。ほんとよかったね・・・ぐすぐす・・・。思い出しただけで泣ける・・・。
  • アダムの死後に、アダムの部屋でキャロラインとマザーカミーラがアダムのことを話してるシーンではもう、嗚咽が漏れそうなぐらい号泣・・・。でも、真っ白アダムが出てきたときはちょっと我に返ったw
  • 最後のアダムからの手紙、私的にはアダムは心臓移植をする決意をしたように思えたんだけど、他の方はどう捕らえたんでしょうかねぇ。中盤でキャロラインと心臓移植について話してる時、アダムにとっては心臓=心だから、心臓を取り替えてしまったらキャロラインのことも愛せなくなる、って言ってたけど、手紙では”僕の心は君を忘れない、永遠に”って言ってたから、心臓を取り替えてもキャロラインを愛する心は消えない、ってことが分かったってことなのかなぁ、って。でもそうだとしたら、あの結末は悲しすぎる・・・。
  • カーテンコールでも相葉さんはアダムのままだった。何度目かのカーテンコール時に、冷蔵庫からアイスクリームを取り出して、それを抱えて去っていくんだけど、衣装が死後の天使アダムだったので、”あぁ、アダムは天国でも大好きなアイスクリームを食べてるんだろうなぁ”とか思ったらさらに泣けてきた。舞台はもう終わったのにどんだけ入れ込んでるんだわたし・・・。一番最後のカーテンコールで、去っていく時に、ドアを閉める寸前で小さくバイバイってやってて、ちょーかわいかった。でもいつもの相葉さんじゃなくて、アダムだった気がする。
  • 相葉さんてほんとスタイルいいんだなーということを再確認。コックコート着てるときとか”うわっ細長っ!”って思った。服はどれも地味でだぼっとした感じのが多いけど、それすらもかっこいい・・・。最後の白シャツにグリーンのネクタイに茶色のコーデュロイのジャケットがかわいかったなー。
  • 3階席だったので表情はよく見えなかったけど、頭頂部はよく見えてwキャロラインに髪を切ってもらうまでは、頭頂部はウィッグをつけてましたね。切ってもらってからは地毛になってた。
  • そうそう、終わってから思い出したけど、濃厚なラブシーンてどこのことですかwww公○広告機構に訴えようかと思ったよwなんでそういうシーンNGなのー?あの流れでいったら1回ぐらい口チューあるのが普通だろうに。非常に悔やまれます。
  • 色んなとこで目にしましたが、たしかに暗転が多かったなぁ。暗転すると客席の空気がちょっとリセット状態というか、一息ついちゃうから緊張感が途切れる。なんか、暗転してシーンがコロコロ変わるのは映画の流れをそのまま汲んでるからなのかなぁ。もうちょっとその辺は舞台向けにしても良かったのでは、と思いました。アダムの葬儀(を思わせる)シーンは、唯一抽象的で、この舞台の中では新鮮な表現の仕方で、とても気に入りました。
  • 次回観劇は唯一の1階席なので、表情などをじっくり見てきたいと思います。
  • パンフレットの写真が全編ちょーーーーーステキ!!!裏まさき、いいわぁ。
  • あ、初日あたりは結構マジ咳をしていたという話を聞きましたが、昨日はそんなこともなかったです。そんな疲れてる風にも見えなかったし。ま、役があーゆー役なのでほんとに疲れてるんだか役なんだか分かりづらいけど。
  • ふと思ったけど、もし”シザーハンズ”の日本版実写化とかの話があったら、ぜひ相葉さんにエドワードを演じていただきたい。あの役は合いそうな気がする。